アジャイル開発は、システム開発で使用される作業方法の1つです。アメリカで2001年に初めて発表された開発手法で、従来のウォーターフォール型の開発と比較されることが多々あります。

アジャイル開発では、開発開始から完成までの過程を1回で済ますのではなく、その過程を何度も繰り返していることで製品の質を上げていくのが特徴です。同じシステムを何度も完成させるということになります。「完成品には改善点があって当然」という前提のもと進められるので、全て完璧にしてから次の段階に進むウォーターフォール型の開発とは対照的で、スピーディーに作業が進められていきます。ゆえにAgile(素早い)という名前が付けられているのです。

アジャイル開発は大きく分けて、計画、設計、実装、テストの4段階に分かれています。計画の段階では細かく完成形を決めるというよりも、大まかな目的地だけを決めて設計を始めていきます。そして実装、テストまで行い、そこで問題点や改善点の洗い出しです。1回目のサイクルで得た情報をもとにもう1度計画を練り直し、またそれに沿って作業を進めていきます。このサイクルの繰り返しで製品をブラッシュアップしていくということです。

アジャイル開発のメリットは、仕様の変更や追加に柔軟に対応できることです。ウォーターフォール型だと、仕様書が出来上がった後に変更や追加があれば、始めからやり直しになることも少なくありません。しかしアジャイル型だと、次のサイクルに組み込めばいいだけの話になるので、対応に大きな労力を必要としないのです。